1958-04-23 第28回国会 参議院 決算委員会 第24号
それから次官には、やはり何といっても国民の生命財産とかあるいは生活権の保障ということを考えなければならないから、できるならば私は租先伝来の漁場というものは漁民にやるべきであると、こう思うのだが、そういう点について次回までに詳しく調査をして、またいずれ決算委員会なり法務委員会なりでお尋ねをしたいと思いますが、きょうは時間がありませんから、そういう点だけを私から申し上げて、調査をして後刻報告をしてもらいたい
それから次官には、やはり何といっても国民の生命財産とかあるいは生活権の保障ということを考えなければならないから、できるならば私は租先伝来の漁場というものは漁民にやるべきであると、こう思うのだが、そういう点について次回までに詳しく調査をして、またいずれ決算委員会なり法務委員会なりでお尋ねをしたいと思いますが、きょうは時間がありませんから、そういう点だけを私から申し上げて、調査をして後刻報告をしてもらいたい
○波多野鼎君 その農民からいうと非常に苦労しながらでも、やはり自分の相先伝来の土地なものだから離れたくない。
このせつかく相先伝来の計画をもつて植えたものがだめになるということで、話のつかない場合が多いのでございます。かようなわけで林木にいたしましても非常に問題で、山の傾斜が冬向の太陽の投射の角度と大体合つておるようなところは、なるほどふもとの木が日陰になるからといつてそれを伐採してみても、次の一段がじやまになる。
従つて相先伝来の耕地をつぶし、あるいは家を埋没し、そうしてそこに長く住みなれた人が離村をしなければならぬというような問題が起るのであります。
まして我々島の人間となりますと、あそこよりほか我々は先祖先伝来から居住しておりますために行く所がないのです。そのときに当りまして我々の悲痛は全く口に申すことのできない始末です。どうかこういう機会を以ちまして、我々は只今藤田さんから申上げました通り、如何なる方法で返してもよろしいというわけじやありませんが、できることでしたら、元の日本の政治下に置きまして、元に返して頂きたい。
すなわち河川改修による敷地買收のために耕作物の大部分を失つて、租先伝来の農業から他に転業を余儀なくされるものとか、あるいは営業を中止したり廃止したりしなければならないような、余儀ない事情に置かれておる中小商工業者の犠牲というものは、まことに大きく、むしろ悲惨きわまるものがあると思うのでございます。
一例を私の村に取つて見ますると、相先伝来の美田が三百六十二町歩の中三百三十三町歩、九割が被害を受け、その中水没田二百二町歩、不安定耕地が百三十町歩でありまして、残りの耕地即ち被害を受けていない面積は地味の悪い三十町歩に過ぎません。